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内装工事施工計画書 102ページ

項      目 ページ数
A12内装総則 1
A14施工体制(内装) 1
A16施工体制(床) 1
A18天井LGS施工計画書17 17
A20壁軽鉄下地施工計画書11 11
A22壁軽鉄下地参考図05 5
A24天井ボード施工計画書10 10
A26かべボード施工計画書14 14
B28床張り工事目次 1
B30床主要材料一覧 1
B32床使用材料一覧 1
B34床使用材料一覧A3 1
B36床張り工事計画書22 22
B38クッションフロア他 1
C40クロス工事施工計画書10 10
D50グラスウール02 2
E60内装安全衛生 1
F62カーペット施工フローチャート 1
F64タイルカーペット施工要領02 2
F66ロールカーペット施工要領03 3
 
 内装工事(床工事)
一部を抜粋
1.下地の十分な乾燥
下地の乾燥が不十分だと、密着工法や接着工法ではプライマーの付着が悪く、防水層の施工後に膨れや剥離が生じやすくなる。特に、次のような下地では乾燥が遅いため、脱気を含む処置を検討する必要がある。
 @デッキプレートなどの床コンクリートを打設した下地(片面乾燥)
 A現場打ちコンクリートの下に断熱材を敷きこんだ下地(片面乾燥)
 B吸水性が大きく、乾燥に日数を要する下地(長時間降雨を受けたALC板など)
2)乾燥度合いの確認
乾燥度は、防水施工後の膨れ防止対策で、最も重要な条件である。旧「JASS8」には、表面の含水率は8%を目安にするという記述がなされている。しかし、実際には8%未満の状態になるまで待つことは降雨による吸水や全体工程の関係から非常に難しく、コンクリート打設後の経過日数によって管理せざるを得ない場合が多い。通常、コンクリート打設後1か月存置する。また、降雨後3日間は、乾燥期間を置く。
乾燥の程度を判断するための簡易判定法としては、コンクリートを打設してから定期的に高周波モルタル水分計で下地の含水率を測定し、測定値に変化がなくなったときとするのが一般的である。

2.下地
十分乾燥させて水分チェック! 8%が目安
乾燥期間は、モルタル塗りで14日以上、コンクリート下地は施工後28日以上施工したてのモルタルはpH12くらいのアルカリ性だから、アルカリに弱い床材や接着剤は使わない!

接着工法による床材では、下地の水分は接着を阻害し、施工時に一度接着したものでも、経時にともなって剥離を発生させる。
土間床、デッキプレートを用いた床スラブでは特に注意を要する。水分の目安として高周波水分計で8%以下などの例があるが、表面近くの含水率を知るほどのものである。
これに代わる簡易な目安としては、
 1)モルタルでは14日、コンクリートでは28日以上経過していること。
 2)雨水、結露による水濡れの有無
 3)下地面を不透湿フイルム(ポリエチレン、アルミ箔など)で覆い水濡れ発生状況を知るなどがあり、その結果に応じて除湿、採暖あるいは通風を図るなどして乾燥させる。

オープンタイム、圧着は適正か
ビニル床タイルを適正に接着するためには、
 1)施工時の気温、通風を考慮して、所定のオープンタイム以内で張れる面積に接着剤を塗布する。
 2)そしてハンドローラー等で張り広げ、圧着可能時間内に、手押しローラーでよく圧着する(特に壁際、柱付き部)
  ・オープンタイム及び可使時間は、その接着剤のメーカーの仕様に基づいて行う。
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