施工計画書と施工要領書

 1.施工計画書・要領書の重要性
a.施工管理者は、工事を運営していくうえで、品質・工期・安全などを含めた施工計画を立案し形にまとめる。
これが施工計画書であり、専門工事業者に情報を伝達することを目的とする。
b.これをもとに専門工事業者が、具体的な作業手順を記載したものを施工要領書といい、
この2つを混同しないように注意する必要がある。
c.監理者はこれら(特に施工計画書)を確認・承認するが、これは設計の品質を確保するうえで非常に重要な作業となる。

 2.正しい施工計画書・要領書とは
 a.工事の難易度や規模にもよるが、一般的にRC造の施工計画書・施工要領書としては、山留工事・杭工事・鉄筋工事・型枠工事・コンクリート工事・防水工事・シーリング工事・金属工事・木工事・塗装工事・内装工事などの各工事について作成する。
b.施工計画書では、
 @設計仕様が正確に反映されているか
 A要求品質が明確になっているか
 B要求品質達成の確認方法は明確か
 などを確認する。
ただしこれらの品質の基準となる目標値を定めるのは難しく、施工管理者の経験によるところが大きい。
監理者はなるべく管理項目を明らかにし、目標を数字で表すようにしたい。
c.施工要領書では、施工計画書に記された工期や仮設などの機資材などの施工条件のもとで、どのような作業をどのような手順で行うか、が具体的になっていることが求められる。
d.重要なのは施工計画書・施工要領書ともに監理者・施工管理者・専門工事業者の意思が統一されていることである。また、一般論ではなく、その工事特有の条件を反映したものを工事開始前に余裕を持って作成してあることが望ましく、決して形だけのものであってはならない。

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